ブログネタ
被災地通信 に参加中!
今年もですね。
このブログを開設して、3回目になりますね。
一年ロクでもない事ばかりを綴っているブログなんですが、一年に一回くらいきちんと書こうと決めている日でもあったりします。
去年はオーストラリアで過ごしました。
今年は日本で過ごす事になりそうですね。
来年はどうなのだろう…

数日前から各テレビ局では特番を組まれて、
「被災地に暮らす人の様子」というのが映し出されていますね 。
そして、みんな「復興はまだまだ進んでいない、」という答え。





当時の話で、これを書くべきかというのには多少悩みました。
うまく伝わるのかという自信もなかったので。

震災があった当時僕は、大手通信会社の運営しているカスタマー対応部署にいました。
自信の影響で通信がうまく機能していない地域もありセンター自体も相当電話が鳴っていました。
(主にネット回線のトラブルだった為)
そんな中で、僕はあるカスタマーと対応することになるのですが、
それは、確か地震から2日目くらいだったかと思います。(そう、普通に僕は働いていました。)
あるカスマターから電話があり、なにやらクレームっぽいとのこと。
対応してみると、インターネットを利用した多チャンネル放送の番組内容が改変されている。
または、放送を自粛している作品があるとのことが気に入らないとのことでした。
その自粛をしていた映画というのは作品の中で、本当にわずかですが「地震」を連想させる(決して直接地震をテーマにした作品ではない)内容がわずかに何箇所か入っている為でした。
これだけの、地震が起こったのだから、それくらいは十分起こり得ることだろうと僕を含めた周りの人間は思っていました。ニュースを見れば未だに原発がどんな状態かもわからない状況でした。(その後、水素爆発などを起こす)
ただ、そのカスタマーにとっては違ったのです。自分はその映画が見たい。との一点張り、さらに地震の影響で様々なチャンネル、作品が放送自粛するのが気に入らないということでした。
当時、僕らオフィスにいた人間にとって「この人はいったい何を言っているのだろう」この緊急の時にと理解に苦しむレベルでした。ただ、その人の住んでいる場所を確認した時に、少し納得もできました。
関西でした。
「そうか。同じ日本でも温度差がこんなにも違う。」過去に阪神・淡路大震災を経験した関西の人間でさえも。

ここで話を最初の連日放送されている各局の復興を取り上げた番組にもどします。
時間軸は4年もかかりましたが、僕の中にも確実にあの4年前の関西の人の気持ちというのがあるのは事実なんです。それは、4年前があまりにも辛かったからというのもあります。時間が前に進めようとしたのもあると思います。人間だからね…と言えば、悲しいくらいに片付いてしまうことなんです。
そして、「じゃあそんな番組を見て、一緒に悲しい気持ちになればいいの!?」という声だってあるはずなんです。これだけ人間がいる国なのだから。



オーストラリアに行く前って、僕はすごく自分自身の運命というか、力というか
なんというのか、そういうモノというか、存在していてそれをすごく”望むこと”こそが美徳だと思っていた感覚ってあるんですよね。それは、望まない奴には手に入らなくて、すごく力を要する存在で、いつももとめていなければ消えて無くなってしまうモノ。
というような、ひどく伝わりにくい抽象的なものなのですが。
例えば人の運命ってすごく重たいモノであって、それに対してすごく責任のあることなんじゃないのかとかね。で、どういう運命かそういう出来事が終わった後って”続きのない人”の分まで必死になって生きろ!って言われているそんな気持ちなって、自分をものすごくギューギューにしていたような気がします。

ただオーストラリアに行ったことで、というか日本以外の国で少しですが過ごしたことで、感じるのは「あーでも、あの時の一人に自分は入っていたのかもしれないし、運命ってそこまで重たいものじゃないのかもしれない。」そんな風に思うんです。気が付いたら隣に座っていて、ひどく気分屋で、いつだってどちらにも転がる。そんな存在なんじゃないかと今は思っています。



ごめんなさい。ごめんなさい。
まとめるつもりはないんです。
右に行ったり、左にいったりなんです。
でも、それでも、生きていかなきゃいけないから。
少しづつ、少しづつ、多分復興していく街の比例して、
僕らは忘れていきます。だからもうちょっと、もう少しだけ思って、
そんな気持ちもわずかなのかもしれない。
だけど、だからこそ、少しでも未来に届けられるようにと。
  
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あいとわ