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この手の話はかねてから書いているのですが、
やっぱりワーキングホリデー生活って貧乏なんですよね。

海外で仕事を探して、かつ日本で味わったことのないホリデー（休日）にを過ごさなければいけない。
という基本的に無理ゲーなんです。

んで、この無理ゲーに挑戦しているのが、日本で学生をしている子か、
年収なんて呼べる金額ももらえていない若い社会人なんですよね。
海外でワーホリ生活３年目になると地域やエリアによっては「あら？若い子が増えているな」と感じることもあります。斡旋業者の日本ワーキングホリデーのワーホリに必要な資金は120万とか言ってしまっているくらいですが、そんな若い世代や学生の子にその金額を用意できるもの？

ワーキングホリデーのお金はいくら必要？全予算15万で可能です。

と疑問に思ってしまいます。もちろん。僕自身も半年くらいで旅行資金を貯めることができた人間なので無理ではないのですが、なかなか当時の日本での生活はカツカツだったように記憶しています。
というか悲惨でした。
ということは親のスネスネをなめまわしているのでしょうか。う〜ん。怖くてきけません。

ただし、考え方によりますが海外でお金を稼ぐことも可能です。
例えば、オーストラリアならばローカルジョブで採用されれば時給$25（時給2500円？）
なんていうのは冗談ではなく本当にありえる話なんです。
ワーホリは昔と違って、国によっては最低賃金の上昇によって稼ぐことも可能です。
（今は円高なので、損した気分になりますがそれでも日本の時給800円とかに比べればだいぶマシ）
僕の場合もオーストラリアでは日本食レストランというワーホリ民負け組の職場で働きましたが、
皿洗いからスタートした仕事も最後はシェフをやったり、10万円以上のケータイを買ったり（iPhone）
飛行機で巨大な石ころ（エアーズロック）を見に行ったりすることができたので、
まあそれなりに稼げたほうかもしれません。

ただし、時給アップといってもお金が貯まらない人というのはいます。
ローカルジョブで時給も十分にもらっている人でもこれは一緒です。
何が違うのかというと、《支出》なんです。
これを意識できない人はやっぱり「１年間一生懸命働いたのに、貯金できなかった」というパターンに陥りやすい。

「稼いだ分だけ、旅行したりお金を使ったからないんじゃないの？」
とも思ったのですが、１年のワーホリ期間をほとんど働き詰めだった人でよくあるパターンだったりもするんですよね。
なんでこういうことが起きてしまうのか。

理由というのは日々の消費活動にあります。
海外の食事というのは割高です。それは外食だけでなく食品価格ですら高いです。
そこで消費行動をもう一度振り返ってほしいのですが、
一日中叩き詰めで、休憩時間も取れないような労働を行う。日本人の生真面目さから他の外国人が手抜きしている中でも自分は一生懸命に働いてしまう。
仕事が終わろうものなら、まずは海外のおしゃれなカフェでいっぱい＄１０（1000円）ほどのアイスティーを飲み干す。夕食を自炊する体力も残っていないので味は微妙だけれどご褒美として一食＄３５のレストランに食べに行く。ほどなくして、別の職場で働いていた友達と合流して職場へのグチ言い合う為にバーに行きビールとおつまみで気がつけば$４０。（4000円）
これにバカ高い消費税が加わると、どうしても一日で$１００（10000円）くらいの散財が考えられますよね。
さらに、翌朝は昨晩の飲みすぎたビールが残っており朝ごはんなんて作る余裕もなく、
安いコーヒーと、パサパサのマフィンを購入してお腹に流し込むのに$１０（$1000）

自炊をしようと思って一発奮起で食材を購入しようものなら一週間分で＄５０〜＄１００が必要になります。しかも、これは継続しなければ食材はどんどん傷んできてしまうので、使わずに捨てるなんてことも起きます。そもそも料理ができない人が自炊なんてしても、ロクなモノはできませんから。
レストランで働いていたので、その経験に救われたなという感覚は日々あります。

このブログでは散々自炊しろ〜自炊しろ〜とは言ってきていますが、
やっぱり自炊しろ〜ですね。いい仕事を探すことよりも自炊しろ〜と思います。
ローカルのカフェで働いている自分スゴイ！（ドーン！）とかいうやつより、
時給が低くても一日きっちり働いて余暇時間でのんびり海外の街中を散歩したり、
四季の変化に細かく反応できるほうよっぽど偉いです。

というか、ワーキングホリデーは１年間がワーキングホリデーなんですよ。
365日がワーキングホリデーなんです。
335日ワーキングで残りの30日をホリデーにする生活もいいかもしれませんが、
それ以外のほとんどの日を《消耗したな》という感覚で終わってしまう気がします。
「僕のオーストラリアの２年目がそんな感じでした」

なので、カナダワーホリはそういうやり方じゃない方法を・・ということで送ってきたわけです。
もうすぐ終わりますが、総合的には合格点をつけてもいいかなと思えます。

なんとかなるもんですね。